こびとのこだわり
リズム運動
リズム運動は、「さくら・さくらんぼ保育園」を創設した斎藤公子氏によって提唱されたもので、同氏は、「0~6歳の時期の体育やスポーツは、単に身体能力を高めるためではなく、脳の発達のために必要なことである。また、就学前の6年間は、その脳中枢が一番発達する時期であり、6歳までに大人の90%に達するといわれる。その時期に触覚・視覚・聴覚などの感覚神経と、手足を動かす運動神経を発達させることが、就学を可能にする知的な脳の発達を促す土台になる。」と述べています。
リズム運動をするにあたっては下記のことに配慮しています。
① 音楽にCDなどを使わず、保育士が子どもの様子や年齢にあわせて、ピアノを弾いています。
② 足の親指の蹴りを大切にしたいので、裸足で行っています。
また身体の動きを妨げないように薄着で行っています。
③ 週に1度は、年齢の違う子どもたちと合同で行い、大きい子から順番にリズム運動をすることによって、
年齢の低い子どもたちもそれを見て模倣するようになります。
④ 子どもたちの自発性をうながすため、指示・号令・命令を出さないようにしています。
子どもたちも、自分の耳で聞き、自分の順番を判断するようになります。
つむぎ体操
つむぎ体操はまだうまく体を動かすことが出来ない子どもに対して、あるいは赤ちゃん体操として、筋肉の使い方、動かし方、力の入れ方や抜き方など、正しい運動の仕方を教えるために考え出されたものです。 運動能力が順を追って発達していくためには、余分なところに力が入りすぎたり反対に必要なところに力が入らなかったり、あるいは筋肉の働きに左右の差が生じると、のちのより高いレベルの運動を獲得していくのが困難になります。正しい運動を導き出すための刺激としてとても効果的です。
【つむぎ(脳生き生き体操)の目的】
・からだを動かすこと、動かされることを楽しむ
・正しい筋肉と関節の使い方を知り、その動きを高める
・からだを動かして知る働きを高め、さらに脳の働きを活発にする。
・子どもと大人が互いに楽しい交流「やりとり」が出来るようにする。
食育
保育所の自所手作り給食、おやつは、咀嚼力を大切にしています。これは脳の発達と幼少期の骨格作りに深いつながりがあります。噛むことは顔面の筋肉をすべて動かすので血流を良くし、脳へ多くの血液を送ります。また、たくさん噛むことによって分泌される唾液には免疫物質が豊富に含まれ、それが虫歯予防・風邪予防・殺菌作用につながります。歯ごたえを感じ味覚を楽しむことで、苦手だった野菜もしっかり食べられるようになります。
食べることは、健康な体を維持・発達させるために欠かせない大きな柱の一つです。子どもの成長に不可欠の食事、保育所では開所以来次の点にこだわり続けています。
【こだわり給食・おやつ】
・自所で栽培した無農薬野菜、農家から直接仕入れる低農薬野菜、契約農家の減農薬米(ゆきひかり五分づき)を極力使用しています。
・味噌・梅干しは手作り、豆腐・豚肉は地元のこだわり食材を使い、化学調味料も使用していません。
・栄養士と相談しながら、こびとのうちのこだわり給食でしかできない魅力的で多彩な献立を楽しめます。
・味は塩分、甘みを抑えて薄味にして、素材そのものの味を大切にしています。
・こどもの「噛む力」を育てるために、繊維質・歯ごたえのある食べ物を積極的に取り入れています。
・季節によっての自然食(ふきのとう・ふき・わらび・こごみなど)や木苺、山葡萄等も給食やおやつに取り入れています。
アレルギーなどで除去食が必要な方も個別に対応しています。ご相談ください。